# 1件当たり点数: 1293.4(前年同月比+7.9)。歯科の点数は金パラの価格(点数)によって影響されるので年度毎の比較は非常に難しいが、うちで記録のある一番古いデータ(平成8年)の1572.2に比べるとだいぶ減少しているのがわかる。その要因として平成8年には2.65日であった1件当たりの実日数が、平成21年には2.10日にまで減少していることにある。
# 1日当たり点数: 615.9(前年同月比+8.5)。昨年との比較で特筆すべきは在宅診療が13.0(前年同月比+7.7)と約2.5倍に増えていることにあり、増加分のほとんどは在宅診療が占めているといっても良い。従って、今後のさらなる高齢化や介護対象者の増加により、在宅診療の需要が増加すれば、一般の医療の点数にしわ寄せがくることが予想される。なお、この点数も平成8年の593.1と比較するとやや増加ということになるが、この間の各年度の点数を見ても580-618点の間で上下して推移しているが、一方的な上昇傾向は見られず、概ね平均600点で推移していることがわかる。
※ この傾向を分析すると、金パラの点数の推移や病名の傾向などの要因はあるものの、この13年間歯科保険点数は横ばいで推移していると解釈できる。
では、実日数がどうして2割の減少しているのか?たぶん、それは疾病の軽症化(簡単にいうと齲歯の減少)にあるのではないかと思われる。しかし、疑問が一つあるのだが、平成8年以降15才以上の各年齢構成ではレセプト1件当たりの点数が大きく減少しているが、0-14才の年齢層では、概ね800点程度で推移して減少傾向が見られないということである。最近児童の齲歯の減少傾向は顕著であり、それならばこの年齢層のレセプト1件当たりの点数の減少が見られるはずなのだが、どうなんだろう?と思って良くみたら、1日当たりの点数は年齢層の上昇に伴って経年的に減少しているが、0-14才の年齢層では422.9から531.1と大きく上昇している。これは、最近の点数改正の傾向が処置などよりも初・再診料や指導管理料に重きが置かれているため、相対的にX線や検査の少ない低年齢層に有利な点数構成なっているのだろ。1件あたりの日数を見ても、平成8年の1.95から1,58と大きく減少し、疾病の軽症化が考えられるようだ。
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