2007.09.04 Tuesday
目指すは行列のできない歯科医院
歯科医療のコンサルタント系の本やメルマガなどで最近見られる言葉に「行列のできる歯科医院」というのがある。これは、「行列のできるラーメン屋」「行列のできる法律相談室」という言葉から始まった、「流行っている」「成功者」といった意味での表現だと思われる。
たしかに事業には成功者という言葉も似合うのかもしれない。しかし、もともと医療とは医療法で営利を目的としてはいけないとされている。従って生業という形態が似合うのかも知れない。しかしながら世の中そのものも変化し、ユーザーたる患者のニーズも変化している。従ってそれらの変化に応じて、生業としてではなく事業としての形態の歯科医院も求められている。
事業とすれば当然医療法人になるだろう。医療法人には配当は認められていないが、給与という形で支払えば、配当を給与に変えて払っているだけで、営利という基準をどこにおいたらいいかわからない。
たとえば、行列のできるラーメン屋もいいだろうし、東京ディズニーランドの行列も一つのパフォーマンスである。しかし、それはどちらも「楽しみのために行き」「たまにしか行かない」、だからOKなのである。もし、毎日の仕事の最中や日常における外食といった行動では、行列のできるラーメン屋では短い昼休みの時間だけでは食べられない。午後の仕事に間に合わないといったストレスで、おいしい昼食もおいしくなくなってしまう。
日常のルーティンワークとしての昼食は基本的に普通の食事でOKで、行列のできるラーメン屋に並ぶ必要はない。歯科医院においても、行列のできる歯科医院があっても良い。しかし、多く存在すべきは普通のかかりつけ歯科医院である。行列ができて「待ち時間3時間」、「予約をとったら2ヶ月後」。これではかかりつけの普通の歯科医院にはなれない。
しかし、世の中待ち時間が少ない方が良いと考えている人ばかりではない。中には「待ち時間に待合室でマンガを読みたいと思っている小学生」もいるし、「歯医者の待ち時間を理由に一息抜きたいと思っているサラリーマン」もいる。近年消費者のニーズは大きく変化したと言われているが、一医療機関で全てのニーズを満たすことはできない。従って近くに同業者が増えることは、その顧客ターゲットがかぶらない限り歓迎すべきことなのである。単に過密と考えない方が良いのである。「行列のできる歯科医院」を目指すのも当然と思うし、それも良いと思う。しかし、私の目指すのは「行列のできない歯科医院」である。
余談ではあるが、「冬だけで儲かる やきいも屋のナゾ?利益を生み出す会計のからくり」という本がある。これは先年ベストセラーになった、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」という会計学の入門書に類した本であるが、この本の35ページから「行列のできるラーメン屋のオーナーが夜逃げしたナゾ」というタイトルで、「資金繰りの話」が載っている。
もちろん「行列のできる店(歯科医院)」がすべて倒産の危機であるという意味では無く、資金繰り、つまりキャッシュフローという面を忘れては健全に運営できないということである。昨今、医療や介護の現場の経営状態は非常に厳しい状態であるが、ちょっとした変化があればこれらのキャッシュフローに大きな変化があらわれ倒産の危機ともなりかねません。
たとえば、コムスン問題で話題となったグッドウィル・グループが8月31日に発表した2007年6月期の連結決算によると、最終損益が407億円の赤字で、自己資本比率が前期の35.4%から2.4%に急落したということである。もう少しで債務超過ということであるから危機である。
ちなみに当院の自己資本比率は単純計算で98.5%、リース料残高修正で94.3%であるから、まぁ短期的に倒産の心配は無いと言えようが、しかし問題はこの中にどれくらいのキャッシュフローがあるかということで、極端な話全額が固定資産であれば支払い用の現金が少なく、資金がショートして事実上の倒産になりかねません。したがって、運転資金というある程度のキャッシュがないといけないですね。ちなみに、当院では総資産中のキャッシュ率は27.8%です。これが多いか少ないかは?????
たしかに事業には成功者という言葉も似合うのかもしれない。しかし、もともと医療とは医療法で営利を目的としてはいけないとされている。従って生業という形態が似合うのかも知れない。しかしながら世の中そのものも変化し、ユーザーたる患者のニーズも変化している。従ってそれらの変化に応じて、生業としてではなく事業としての形態の歯科医院も求められている。
事業とすれば当然医療法人になるだろう。医療法人には配当は認められていないが、給与という形で支払えば、配当を給与に変えて払っているだけで、営利という基準をどこにおいたらいいかわからない。
たとえば、行列のできるラーメン屋もいいだろうし、東京ディズニーランドの行列も一つのパフォーマンスである。しかし、それはどちらも「楽しみのために行き」「たまにしか行かない」、だからOKなのである。もし、毎日の仕事の最中や日常における外食といった行動では、行列のできるラーメン屋では短い昼休みの時間だけでは食べられない。午後の仕事に間に合わないといったストレスで、おいしい昼食もおいしくなくなってしまう。
日常のルーティンワークとしての昼食は基本的に普通の食事でOKで、行列のできるラーメン屋に並ぶ必要はない。歯科医院においても、行列のできる歯科医院があっても良い。しかし、多く存在すべきは普通のかかりつけ歯科医院である。行列ができて「待ち時間3時間」、「予約をとったら2ヶ月後」。これではかかりつけの普通の歯科医院にはなれない。
しかし、世の中待ち時間が少ない方が良いと考えている人ばかりではない。中には「待ち時間に待合室でマンガを読みたいと思っている小学生」もいるし、「歯医者の待ち時間を理由に一息抜きたいと思っているサラリーマン」もいる。近年消費者のニーズは大きく変化したと言われているが、一医療機関で全てのニーズを満たすことはできない。従って近くに同業者が増えることは、その顧客ターゲットがかぶらない限り歓迎すべきことなのである。単に過密と考えない方が良いのである。「行列のできる歯科医院」を目指すのも当然と思うし、それも良いと思う。しかし、私の目指すのは「行列のできない歯科医院」である。
余談ではあるが、「冬だけで儲かる やきいも屋のナゾ?利益を生み出す会計のからくり」という本がある。これは先年ベストセラーになった、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」という会計学の入門書に類した本であるが、この本の35ページから「行列のできるラーメン屋のオーナーが夜逃げしたナゾ」というタイトルで、「資金繰りの話」が載っている。
もちろん「行列のできる店(歯科医院)」がすべて倒産の危機であるという意味では無く、資金繰り、つまりキャッシュフローという面を忘れては健全に運営できないということである。昨今、医療や介護の現場の経営状態は非常に厳しい状態であるが、ちょっとした変化があればこれらのキャッシュフローに大きな変化があらわれ倒産の危機ともなりかねません。
たとえば、コムスン問題で話題となったグッドウィル・グループが8月31日に発表した2007年6月期の連結決算によると、最終損益が407億円の赤字で、自己資本比率が前期の35.4%から2.4%に急落したということである。もう少しで債務超過ということであるから危機である。
ちなみに当院の自己資本比率は単純計算で98.5%、リース料残高修正で94.3%であるから、まぁ短期的に倒産の心配は無いと言えようが、しかし問題はこの中にどれくらいのキャッシュフローがあるかということで、極端な話全額が固定資産であれば支払い用の現金が少なく、資金がショートして事実上の倒産になりかねません。したがって、運転資金というある程度のキャッシュがないといけないですね。ちなみに、当院では総資産中のキャッシュ率は27.8%です。これが多いか少ないかは?????


